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現代日韓60年史 ―朝鮮停戦体制を終戦・平和へ

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「現代日韓60年史 ―朝鮮停戦体制を終戦・平和へ」
青柳純一 著

本書は、「植民地支配の歴史」を異なる立場から共有する隣国・韓国の歴史を併記して対比させ、国際情勢の変化にも留意しながら、現代日本社会の特徴や性格、変遷過程を歴史的に明らかにするものである。時期区分としては1960年前後を「現代日韓史」の起点と位置づけ、植民地期を含むそれ以前を「前史」、米ソ冷戦体制下を第Ⅰ部、冷戦体制解体後を第Ⅱ部としている。そして今日に至る「現代日韓60年史」の基軸として1953年の朝鮮戦争の停戦協定後に形成された「朝鮮停戦体制」という概念を新たに導入し、それが90年代以降は米ソ冷戦体制に代わって南北分断体制を補強する役割を担ってきたこと、これを「終戦・平和体制」へと向かわせることが現代の私たちの課題である。「補論」として「「安倍・改憲派と統一教会」20年史」、「ウクライナ戦争と朝鮮停戦体制」を収め、「安倍国葬」をめぐって噴出した問題の今日的重要性も強調している。

【青柳純一 プロフィール】
1949年東京生まれ。東北大・大阪外大・大阪教育大で学び、高校・大学講師を経て、1990年より韓国の光州・釜山・全州の大学で14年間の教員生活。帰国後は、翻訳家として盧武鉉大統領と白楽晴教授の著作を翻訳し、紹介する。訳書は20冊程度。主な著書は、『韓国民主化100年史』(新幹社、2019年)『被ばく者差別をこえて生きる』(三一書房、2014年)。監訳書に『百年の変革 三・一運動からキャンドル革命まで』(白永瑞編 法政大学出版局 2021年)など。なお、季刊雑誌『アジェンダ 未来への課題』には「韓国市民社会と学びあう日本市民」を連載中。

【目次】
はじめに
前史Ⅰ  近代日本と朝鮮・東アジア
前史Ⅱ  現代日韓関係への移行過程
〔第Ⅰ部〕 米ソ冷戦体制下の日本と韓国
1.現代日本の確立
2.「市民自治体」の萌芽
3.自民党内の派閥抗争
4.戦激化から脱冷戦へ
5.米ソ冷戦体制の解体
〔第Ⅱ部〕 冷戦体制崩壊後の日本と韓国
1.「自社共存」体制の解体
2.「日韓パートナー」関係の萌芽
3.自公連立政権の確立
4.自民党の世襲政権
5.民主党中心の政権
6.安倍・改憲派政権の確立
7.安倍・改憲派政権の崩壊
補論1  「安倍・改憲派と統一教会」20年史
補論2  ウクライナ戦争と朝鮮停戦体制
むすびに   

A5判 150頁 2023年7月27日 発行 
定価1320円 (本体1200円+税10%)    

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